こんにちは。読書大好き リビィ です。
河合隼雄氏の『中年クライシス』を読みました。
ユング心理学者で、かつて文化庁長官も務めた氏の本にハマりにハマって、若いころは片っ端から読んでいました。
この本もその当時読んだ本で、然るべき時が来たらまた読もうと思っていたのですが
まさに、その 時 が来ました(笑)!
中年期のクライシス(危機)は
夫婦間、親子間、職場内など、さまざまなところでやってきますが
それはどれをとっても
本当の意味での 『大人』になるための課題である
と捉えるのがいいようです。
本能の赴くまま、自分の万能感に支えられて
上を目指して登っていくのが青年期。
頂上に着いたところが中年期の始まり。
そこからしばらくは尾根道を上ったり下ったりしながら
歩いていくわけですが、それをどう乗り越えていくかによって
これからやってくる下り道(老い)をどう迎えるか
が変わってくるとのことでした。
五十にして天命を知る
のは無理だと思いますが(^^;
これからやってくる長い冬を笑顔で迎えられたらいいなと思った
ある中年の秋の日でした。